概要
summary
この書物の第一部は、唐代の詩人・陳子昴の『感遭』詩、杜甫の詩における『陶謝』という語、岑参の西域における詩に現れた『涙』に焦点を当てて分析する。第二部は、五代・韋荘の双調の詞は男女が交互に歌う構成であることを論じる。第三部は、南宋・陸游の詞に新しい解釈を加え、詩に現れた『太平』という語に象徴される陸游晩年の思想の一面を論じる。タイトル『詩人と涙』は、各文章に『涙』という語が共通して現れることによる。
著者紹介
introduction
選定図書
selection
日本図書館協会選定図書
装丁
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