世界の貧困問題をいかに解決できるか
「ホワイトバンド」の取り組みを事例として(千葉大学講義録)
編著|小林正弥
編著|上村雄彦
定価1,885円(1,714円+税)
在庫:あり
仕様:A5判並製
ページ数:178
ISBN:978-4-434-10639-2
発行日:2007/05/30
概要
summary
「3秒に1人、貧困のために子どもが命を落としている」。いま、この地球上で起こっている悲劇の原因が日本の私たちの暮らしの中にもあることを知ったら、あなたはどう行動しますか──2005年から大きな注目を浴びたホワイトバンド(白い腕輪)が提起したこのグローバルな、しかし実は“身近な”課題について、キャンペーンを推進した次原悦子をはじめ、学者、NPO・NGO、市民活動家たちが千葉大学の学生とともに考察したオムニバス式講義の全記録。
編著者紹介
introduction
小林正弥(こばやし まさや)
千葉大学大学院人文社会科学研究科教授。東京大学法学部助手を経て、2003年より千葉大学法経学部教授、2006年より現職。政治哲学・公共哲学・比較政治を担当。千葉大学人文社会科学研究科・公共研究センター共同代表(公共哲学センター長)、地球福祉研究センター長。また、9・11の後で研究者間のネットワーク構築や、研究者と市民との連携による平和活動にも携わり、公共哲学ネットワーク代表、地球平和公共ネットワーク代表。
【主な著書】
- 『政治的恩顧主義論-主体的作為、ファシズム、市民社会』 東京大学出版会
- 公共哲学ネットワーク編『地球的平和の公共哲学-「反テロ」世界戦争に抗して』 東京大学出版会
- 『戦争批判の公共哲学-「反テロ」世界戦争における法と政治』 勁草書房
- 『憲政の政治学』 東京大学出版会
上村雄彦(うえむら たけひこ)
千葉大学大学院地球福祉研究センター准教授。大阪大学大学院法学研究科博士前期課程、カールトン大学大学院国際関係研究科修士課程修了。カナダ国際教育局日加関係担当官、国連食糧農業機関住民参加・環境担当官、奈良大学教養部専任講師、ネットワーク『地球村』国際部長、(株)CSR経営研究所主任研究員、千葉大学大学院公共研究センターCOEフェローを経て2007年より現職。専門分野は地球社会論、地球公共政策論。
【主な著書】
- 『グローバル化の行方』(共著) 新世社
- 『国際関係論を超えて』(共著) 山川出版社
- 『New Challenges for Sustainable Development in Millennia』(共著) CIER出版
- 『世界から貧しさをなくす30の方法』(共著) 合同出版
※発行時の奥付より
装丁
binding