もうひとつの講和論争

もうひとつの講和論争

著|山本拓実
定価2,619円(2,381円+税)
在庫:あり
仕様:四六判並製
ページ数:298
ISBN:978-4-434-12784-7
発行日:2009/03/31
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summary
   

冷戦という現実的な脅威の前に、日本は主権回復後の安全保障を真剣に考えることを迫られた。当時革新勢力と呼ばれた社会主義勢力と、進歩的知識人と呼ばれた人々は、対ソ強硬武装論から絶対無抵抗論まで幅広い議論をたたかわせ、軍備の是否や憲法問題など、現在まで続くわが国特有の安全保障論議は、この時期に論じ尽くされたといえる。だが、彼らは与党的立場になかったためにいわば歴史の傍流の地位に甘んじ、議論は歴史に埋もれていた。本書はそこにスポットライトを当てたものである。

introduction
山本拓実(やまもと たくみ)

中央大学法学部法律学科を卒業後、一般企業に入社、約7年間勤務。退職の翌年、大学院に入学、国際政治学および政治学を専攻。博士課程満期退学後、東洋大学非常勤講師を経て、東京女学館大学、淑徳大学ほかで政治、国際政治系科目および時事問題を担当。

※発行時の奥付より
binding