近代朝鮮と明治日本 -一九世紀末の人物群像- | 現代図書
近代朝鮮と明治日本

近代朝鮮と明治日本

-一九世紀末の人物群像-

著|田村紀之
定価4,180円(3,800円+税)
在庫:なし
仕様:A5判並製
ページ数:526
ISBN:978-4-434-15941-1
発行日:2012/02/20
summary
   

本書は、東北アジアにおける「近代」の幕開けが、特に朝鮮においては、なぜ日本による併合という結果を招いてしまったのかを、この時代を生きた多彩な人物群像と、彼らが織りなした幾重もの「人間の輪」を追いながら、探ろうとするものである。明治日本の内政と外交は、天皇制と「征韓論」の二本柱によって支えられていた。また、日清・日露両戦争をへる過程で、日清朝三国の連携を目指す動きが、結局は日本型アジア主義という特異な「理念」に集約されていった。これらの事実を通じて、明治日本と近隣諸国との関係を改めて振りかえるための豊富な素材を集めた、新しい視点からの近代東アジア論である。

introduction
田村紀之(たむら としゆき)

二松学舎大学国際政治経済学部教授、都立大学名誉教授。専門は理論経済学、経済政策、アジア経済論。一橋大学経済学部卒。同大学院博士課程修了後、立正大学、東京経済大学、東京都立大学を経て、2000年より現職。

【主な著書】

※発行時の奥付より
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