項目応答分析Raschモデル精察

項目応答分析Raschモデル精察

教育・心理測定順序尺度を使用する文科系研究者のための二値・多値・多項Raschモデルの理解とその適用分析法

共著|井澤廣行・平越裕之
定価3,740円(3,400円+税)
在庫:あり
仕様:B5判並製
ページ数:324
ISBN:978-4-434-16022-6
発行日:2010/10/23
フォームから注文する
summary
   

一般的な呼称である「項目反応理論」と一線を画して、Raschモデルは同一弁別力に基づく母数分離性を特性とする。数理の上では「項目反応理論」における最も単純なものとして位置付けられるRaschモデルではあるが、「母数分離性は数学的思考と不変的測定の一大成果である」(Fisher Jr., 1997, p.566)。本書はそのモデル精察であり、特に、学究詳述が未だ和文でなされていない多値モデルと多項モデルについての精察が著者自負である。

introduction
井澤廣行(いざわ ひろゆき)

流通科学大学サービス産業学部教授。関西学院大学商学部卒業。1977年6月カリフォルニア州立Northridge大学英語講座(9ヶ月)修了。1983年7月インディアナ州立Ball State大学院応用言語学科英語教授法修士課程修了(M.A.)。1989年8月カリフォルニア州立Riverside大学夏期英語教員研修講座(1ヶ月)修了。1997年7月生涯学習1級インストラクター(統計)認定(財団法人社会通信教育協会)。1998年8月英国Reading大学Language Testing&Test Development講座修了。1999年8月文部省認定社会通信教育「実務数学」講座(10カ月)修了。2001年7月英国Reading大学院応用統計学準修士課程修(Diploma in Applied Statistics)。

平越裕之(ひらこし ひろゆき)

流通科学大学総合政策学部教授。神戸大学工学部卒業。1989年3月神戸大学大学院工学研究科修了。1999年7月博士(理学)(大阪府立大学)。論文でMCB University Press Awards for Excellence 1999:Outstanding Paper Award受賞。

※発行時の奥付より
binding