懐かしい記憶から引き出す生きがい
-特別養護老人ホームにおける回想法の介入効果-
著|津田理恵子
定価2,619円(2,381円+税)
在庫:あり
仕様:A5判並製
ページ数:310
ISBN:978-4-434-16112-4
発行日:2014/07/14(第2刷)
概要
summary
高齢期は生きがいを喪失しやすい時期です。しかし、生きがいを再獲得することは可能です。回想法は、昔の懐かしい記憶を意図的に引き出し、傾聴・受容・共感することで、生きがいの向上につながる関わり方のひとつとして注目されています。さらに、認知症を患った場合でも、昔輝いていた時代の記憶は最後まで残ると言われており、認知症を患った方に回想法を用いて関わることで、精神的安心感が得られ、暴言などの周辺症状も軽減していきます。本書は、高齢期の特徴や生きがいと特別養護老人ホームで回想法を用いた関わりと生きがい感の変化などその効果が、評価尺度の結果をもとに記されています。その人らしさを尊重した個別ケアの充実を目指し、本書を活用していただきたいと思います。
著者紹介
introduction
津田理恵子(つだ りえこ)
神戸女子大学健康福祉学部社会福祉学科准教授。2006年3月関西福祉科学大学社会福祉学研究科臨床福祉専攻博士前期課程修了、修士(臨床福祉学)。2010年3月関西福祉科学大学社会福祉学研究科臨床福祉専攻博士後期課程修了、博士(臨床福祉学)。2006年4月神戸女子大学健康福祉学部健康福祉学科専任講師。2009年4月より現職。
【主な著書】
- 『ケアマネジメント』(現代介護福祉全書6巻)共著、メヂカルフレンド社、2005年
- 『ケアマネジメント用語辞典』共著、ミネルヴァ書房、2005年
- 『高齢者福祉論』(第3版)共著、ミネルヴァ書房、2006年
- 『学べばわかる介護福祉』共著、八千代出版、2007年
- 『改訂版・ケアマネジメント用語辞典』共著、ミネルヴァ書房、2007年
- 『改訂版高齢者福祉』(第4版)共著、ミネルヴァ書房、2008年
- 『改訂版高齢者福祉』(第4版第2刷)共著、ミネルヴァ書房、2010年
- 『現代ソーシャルワーク論-社会福祉の理論と実践をつなぐ-』共著、晃洋書房、2014年
※発行時の奥付より
装丁
binding