概要
summary
経済現象は経済学の理論通りでなく複雑な要因に影響されて意外な変化も示す。人間の合理性を公理とした数学的論理の経済理論のままでは現実との乖離を伴わざるを得ない。本書は、標準的な経済学の限界を示し、経済現象の解釈や研究に「人間の経済活動を広義の生態系の現象として観察する」視座の併用を提言する。社会体験の少ない経済学徒・研究者にも理解して欲しい様々な解釈事例を挙げながら、理論モデルを超えて経済の自然法則を追及する実学への道を唱える。
著者紹介
introduction
装丁
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