無意識の男女差別
-その深淵に迫る
著|櫛田眞澄
定価1,980円(1,800円+税)
在庫:あり
仕様:四六判並製
ページ数:215
ISBN:978-4-434-19961-5
発行日:2014/12/05
概要
summary
最近、東京都議会や国会という公の場での、議員による性差別的なヤジが問題となりました。これは、明治以降の旧制度下の家父長的意識や行動を身につけたまま、意識改革ができない人々の存在を示しています。本書は「無意識」に表出される男女差別に焦点を当て、その奥深い原因を明らかにします。私立学校設立者の著書を、ヒドゥンカリキュラム、ヘゲモニー、人間的自立などの視点から読み解き、その対策を考えます。
著者紹介
introduction
櫛田眞澄(くしだ ますみ)
東京学芸大学学芸学部卒業、同大学教育学専攻科修了、早稲田大学教育学部教育学研究科博士課程単位取得。教育学博士。東京都公立学校3校の教諭を経て、岡山大学教育学部専任講師、茨城大学教育学部教授、白鴎大学教育学部教授。現在、東京純心女子大学非常勤講師。
【主な著書】
- 『男女共学の中学家庭科』 家政教育社、1980年
- 『男女共学家庭科を創る』 学芸図書、1985年
- 『生というつくりごと』(共著) 勁草書房、1992年
- 『男女平等教育 今まで、これから』 ドメス出版、2002年
- 『男女平等教育阻害の要因 明治期女学校教育の考察』 明石書店、2009年
※発行時の奥付より
装丁
binding