概要
summary
本書は、海の文学の発端やきっかけとなる作品がどのように詩的狂気の想像力と絡み合いながら表象されてきたかを明らかにしようとしたもので、それらがどのように西洋から東洋へ伝播し、受容され、また変容してきたかを考察する。これらの考察を通して、文学創作と作品自体において今まで回避され、ほとんど疎遠にされてきた背後にある詩的狂気の想像力の系譜に改めて光をあて、詩的狂気の想像力と海を連携して施され、古代ギリシャと英仏独を始め、明治日本から中国ないしモンゴルまで渉猟した理論と分析を兼ねた初めての研究。
著者紹介
introduction
装丁
binding