近代スイス・ドイツの音楽基礎教育と歌唱活動
著|関口博子
定価6,112円(5,556円+税)
在庫:あり
仕様:A5判並製
ページ数:194
ISBN:978-4-434-22490-4
発行日:2017/02/13
概要
summary
本書は、近代スイス・ドイツの音楽基礎教育と民衆の歌唱活動について広い視野から構造的にとらえたものである。三部構成としており、まず第1部で近代萌芽期の18世紀後半における民衆の歌唱活動と音楽教育、第2部で近代成立期である19世紀前期~中期にかけてのペスタロッチ主義による学校音楽教育の改革と合唱運動、第3部で近代末期となる20世紀初頭のダルクローズ・ソルフェージュへのペスタロッチ主義の音楽基礎教育からの影響に焦点を当てている。
著者紹介
introduction
関口博子(せきぐち ひろこ)
京都女子大学発達教育学部教授。国立音楽大学音楽学部教育音楽学科教育音楽専攻第1類卒業。国立音楽大学大学院音楽研究科(修士課程)音楽教育学専攻修了。チューリッヒ大学(スイス)に留学(1992~93年度ロータリー財団奨学生)。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)学校教育学専攻。教育構造論講座入学(単位修得満期退学)。2000年長野県短期大学幼児教育学科助手(~2005年)。2004年学位取得。博士(芸術文化学)・大阪芸術大学。2005年同朋大学社会福祉学部助教授・准教授(~2012年)。2012年同朋大学社会福祉学部・大学院人間福祉研究科教授(~2014年)。2014年神戸女子大学文学部教授(~2015年)。2015年京都女子大学発達教育学部教授(現在に至る)。
【主な著書】
- 『ペスタロッチと音楽教育―そのゆかりの地を訪ねて―』(民衆社、1997年)
- 『近代ドイツ語圏の学校音楽教育と合唱運動―19 世紀前半のスイスにおける H.G. ネーゲリの思想とその活動を中心として―』(風間書房、2007年)
※発行時の奥付より
助成出版
grant
平成28年度京都女子大学出版助成(経費の一部助成)を受けての刊行。
装丁
binding