概要
summary
中国の農村から都市部へ出稼ぎに来た農民工の子どもたち、農民工子女は、自らの身分をどのように受容し行動しているのか。本書は、現地調査・インタビューなど実証研究を通し彼らの身分受容と行動を丹念に考察する。家庭や学校、国家が彼らに与える影響や「天井板効果」、「反学校文化」の存在を描き出しながら、筆者は農民工子女が置かれた現実を政治社会学の立場から明らかにする。2億人を超す流動人口問題を考える一冊。
著者紹介
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訳者紹介
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許慈恵(きょ じけい)
上海外国語大学教授。1981年上海外国語大学日本語学部卒業、1987年神戸大学大学院国文学研究科博士前期修了、1990年甲南女子大学大学院国文学科博士後期課程単位取得退学。1981年から上海外国語大学専任講師、助教授を経て、教授。
張建(ちょう けん)
上海外国語大学教授。1998年長春大学外国語学院卒業。2007年中京大学商学研究科博士後期課程修了。上海外国語大学専任講師、副教授を経て2017年教授に就任。
石津みなと(いしづ みなと)
北陸大学非常勤講師。高校の国語教諭を経て、日本語教師。1996年から97年にかけ、語学留学で北京に1年滞在。大学院在籍中の1999年、中国映画史を学ぶため北京電影学院へ短期留学する。大学院修了後、高校の国語教諭をへて上海外国語大学日本文化経済学院へ日本語教師として赴任。現在、北陸大学で日本語非常勤講師をする傍ら、上海電影発行放映業協会・上海芸術電影聯盟主催「現代中国映画祭」(第1回~)の映画字幕翻訳・監修に関わる。
※発行時の奥付より
助成出版
grant
上海市哲学社会科学基金 上海市中華優秀学術図書多言語翻訳プロジェクト
装丁
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