今日から使える身近なリスクマネジメント

今日から使える身近なリスクマネジメント

著|木村栄宏
定価1,540円(1,400円+税)
在庫:あり
仕様:四六判並製
ページ数:212
ISBN:978-4-434-27026-0
発行日:2020/03/16
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summary
   

「リスクマネジメント」や「危機管理」という日常生活ではまだまだなじみのない世界を、身近な出来事や日々の事件に即しながら分かりやすくまとめた解説書。第1章はリスクや危機を身近に考えていただく趣旨で筆者が行っている講演を元にした原稿。第2章は雑誌に掲載した身近な危機管理術についてのエッセイ。そして、第3章は筆者が勤務している大学で発表した論文集。この1冊で、リスクマネジメントの何たるかが学べ、今日からの危機管理に役立つはずである。

contents
  • まえがき
1章 日常生活に活かすリスクマネジメント
  • 危機管理とリスクマネジメントの考え方
  • リスクマネジメントの七つのポイント
2章 過去の事例に学ぶ危機管理術
  • こころの危機管理~EAP導入~
  • 初動対応の重要性
  • 大切なリスクコミュニケーション
  • ヒューマンエラーを前提に考える
  • ゼロリスク意識と医療安全
  • BCP(事業継続計画)再考
  • 危機におけるリーダーシップ
  • 広報危機管理の留意点
  • 個人のリスクマネジメント
  • 大震災における危機管理
  • 東日本大震災を踏まえた今後のBCP
  • 現代の組織で起きがちな問題
  • 業務で資格取得が必要になったとき
  • 金融機関から見た企業のチェックポイント
  • ソーシャルメディアのリスク対策
  • 緊急時にどうリーダーシップを発揮するか
  • 職場のパワハラ問題
  • 交通機関の危機回避
  • 危険予知の必要性
  • 経営戦略を活かす危機管理
  • 障がい者と危機管理
  • 情報セキュリティの維持・管理
  • 現代社会とブラック企業対策
  • 災害非常時こそ、正しい情報伝達を
  • クレーム対応のためのコミュニケーションスキル
  • 危機管理は多様な価値観を認めることから
  • 組織における個人の倫理観
  • 働き方改革とキャリアリスク
  • 新技術をリスク管理に活かす
  • 生き残るビジネスモデルという危機管理
  • 防災の日常化で備える
  • BCPの必要性(企業も個人も自治体も)
  • AIとの付き合い方
  • 危機管理におけるダイバーシティ(多様性)とは
3章 論文集 知っておきたい危機管理の基礎知識
  • 銀行破綻に見るリスク危機管理の失敗と示唆
    1. 問題意識
    2. 長銀の歴史と経緯
    3. 長銀における信用欠如の原因
    4. おわりに
  • 東日本大震災~危機管理、リスク政策の観点から~
    1. はじめに
    2. 危機管理とリスク政策の考え方
    3. 危機管理とリスク政策の観点から東日本大震災を考える
    4. おわりに
  • 危機管理の倫理について
    1. 問題意識
    2. 「倫理」と危機管理
    3. 「危機管理」の倫理
    4. 倫理と価値判断
    5. 危機管理教育と倫理
  • あとがき
  • 事件・事故・事象メモ&インデックス
introduction
木村栄宏(きむら ひでひろ)

千葉科学大学大学院危機管理学研究科および危機管理学部危機管理学科教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行(長銀)入行、調査部配属。長銀国有化後に退職し、東証一部上場企業(情報系)の人事部長、経営企画部長などを歴任。修士(国際情報)、MOT(技術経営修士)、千葉商科大学大学院博士課程政策研究科退学。2006年4月より千葉科学大学、2009年4月より現職。組織や学校の危機管理、防災教育、人生のリスクマネジメント等の分野で講演も行っている。日本国際情報学会(理事・副会長)、危機管理システム研究学会(理事)、総合危機管理学会(理事・常務委員長)、日本危機管理学会、日本安全教育学会、NPO日本リスクマネジャー&コンサルタント協会(理事)ほか。

【主な著書】

※発行時の奥付より
binding