概要
summary
―通常のトークセラピーをより楽しく、より柔軟に―
最新の神経科学の知見をクライエントの認知や行動と結びつけ、臨床カウンセリングに柔軟に取り込むための具体的なアイデアやテクニック、アセスメント方法が収録され、カウンセラーだけでなく、心理療法やカウンセリングに興味を持つ方、心理臨床家を目指す方にとっても、貴重な本邦初のニューロカウンセリング・テクニカルガイドブック。脳の働きへの理解を通してクライエントの認知や行動を概念化するニューロカウンセリングのアプローチは、現行の心理臨床の科学性を底上げしつつも、原著者が「一度学べば、もう元のやり方には戻れない」と語るほど、カウンセリング分野のパラダイムシフトを予感させる。クライエントとともに脳のコントロールを高め、普段のトークセラピーをより効果的に提供したい方々への必読書である。
目次
contents
- 訳者まえがき
- 実践ニューロカウンセリング
- 編集者について
- 著者一覧
- 序文
- 謝辞
第1部 ニューロカウンセリングの理論と知識
- 第1章 ニューロカウンセリングの世界と各章の要約
- 第2章 症例パトリスでみるニューロカウンセリングデモンストレーションと神経解剖学:安定と自立に向けた闘い
- 第3章 ニューロカウンセリングにおけるアセスメント、治療計画、アウトカム評価
第2部 ニューロカウンセリングの実践方法
- 第4章 前頭前皮質(Fp1, Fp2):脳のCEO と共に歩む
- 第5章 前頭葉(F3, Fz, F4, F7, F8):「木を見る」と「木を見て森を見る」
- 第6章 感覚運動野(C3, Cz, C4):世界の動きを支える
- 第7章 側頭葉(T3, T4, T5, T6):世界、自己、他者の統合
- 第8章 頭頂葉(P3, Pz, P4):自身の体験や自己を取り巻く世界を認識する
- 第9章 後頭葉(O1, O2):認識とパターンを通して世界を視る
- 第10章 全体を振り返って
- 索引
訳者紹介
introduction
助成出版
grant
文部科学省科学研究費助成事業 若手研究基金
装丁
binding