地域と関わる学生たちのバトンリレー 近江楽座の実践から地域と大学の未来へ

地域と関わる学生たちのバトンリレー

近江楽座の実践から地域と大学の未来へ

編著|滋賀県立大学 近江楽座推進サポート会議
定価1,760円(1,600円+税) ※送料無料
在庫:あり
仕様:B5判並製
ページ数:88
ISBN:978-4-86299-045-7
発行日:2025/03/28
フォームから注文する
summary
   

本書は、近江楽座という滋賀県立大学の地域教育プログラムによる学生と大学、地域との実践活動の20年間の記録である。地方創生が課題となっている高齢化、人口減少社会において、人々がよりよく生きていくこと(Well-being)と地域の持続性(Sustainability)を両立させる地域づくりを如何に進めていくかが問われている。その問いに対して、大学生が継続して長年、地域に関わることによって地域がどう変わってきているのかを示すことで、解決策の多くのヒントを提示している。学生と関わることで地域の人たちが変わり、同時に学生たちも成長していく、その相互作用によるドラマが描かれている。地域との関わりを模索し続け、「できること」を形にしていく学生たちの姿に、地域と大学の未来の可能性を見出すことができる。学生力とともに地域活動を支えるノウハウも数多くまとめている。

contents
  • はじめに
第1章 地方公立大学の挑戦
  • 1-1 近江楽座とは
  • 1-2 近江楽座の20年
  • 1-3 活動地域MAP
  • 1-4 運営のしくみと1年
  • Column 地域活動で気づく、日常の豊かさ
  • 卒業生Talk 継続が目的なのか、緩やかに変化し終わるのか
第2章 活動のバトンリレー
  • レポート01 地域の生業と学生
  • レポート02 地域で暮らす学生
  • レポート03 地域の応援隊と学生
  • レポート04 地域団体専属のボランティア学生
  • 第2章まとめ
  • Column 当たり前のこと、自然なこと
  • 卒業生Talk 「学生さん」を脱却する?
第3章 もがくこと・試みること・形にしていくこと
  • 3-1 地域と大学をつなぐ視点から
    1. Case:近江楽座の教育面の可能性 ―学ぶ側から学ばれる側へ
  • 3-2 地域活動と研究をつなぐ視点から
    1. Case:地域連携活動を評価する ―温室効果ガス削減面における試論
  • 3-3 コロナ禍での実践
    1. Case:活動が制限される事態においてできること
  • 3-4 長く続いたプロジェクトが終わる
    1. Case:Taga-Town-Projectの終わり方
  • Column 地域活動が生み出す縁と出会い
  • 卒業生Talk 地域も学生も大学も、いろんな立場が育つ
第4章 地域活動を支える
  • データでみる近江楽座の20年
  • 4-1 プランニングと審査
  • 4-2 活動資金とマネジメント
  • 4-3 活動トラブルシューティング
  • 4-4 活動拠点
  • 4-5 引き継ぎの手法
  • 4-6 近江楽座学生委員会の活動
巻末資料
  • プロジェクト一覧
  • 近江楽座の20年(年表)

  • おわりに
  • 参考文献一覧
  • 執筆・編集者一覧
introduction
執筆・編集者一覧
[執筆](50音順)
[編集]
[装丁・誌面デザイン]
※発行時の奥付より
binding