アラブ・イスラム世界における他者像の変遷

アラブ・イスラム世界における他者像の変遷

著|八木久美子
定価3,772円(3,429円+税)
在庫:あり
仕様:A5判上製
ページ数:262
ISBN:978-4-906666-95-9
発行日:2007/02/28
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summary
   

アラブ世界のイスラム教徒の手によるエッセー、小説、旅行記、ならびに映画を分析し、広く共有される他者のイメージがどのようなものであるかを紹介する。さらにアメリカに代表される他者批判が、実際にはその多くが自己批判的な性格を持つものであること、また他者に対抗する自己像の鍵として浮上する「イスラム」という概念も多様な捉え方がされていることを提示する。

contents
  • はじめに
序章
第一章 隣人としての異教徒
  • 第一節 神のことばのなかの異教徒
  • 第二節 現代作家の描く異教徒
第二章 西洋という他者
  • 第一節 十九世紀における西洋との出会い
  • 第二節 西洋という女性
  • 第三節 映し鏡としての西洋
  • 第四節 オセローを名乗った男
  • 第五節 モロッコ女性の見たロンドン
第三章 アメリカという記号
  • 第一節 アメリカの野蛮
  • 第二節 アメリカに生きる
  • 第三節 女性の見たアメリカ
  • 第四節 アメリカという娼婦
  • 第五節 侵入者としてのアメリカ
  • 第六節 人類史におけるアメリカ
  • 第七節 大衆映画に現れるアメリカ
結びにかえて
  • あとがき
  • 参考文献
introduction
八木久美子(やぎ くみこ)

東京外国語大学教授。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学・宗教史学専攻)修士課程終了。ハーバード大学より修士号および博士号取得(宗教学)

【主な著書】

※発行時の奥付より
grant

平成18年度日本学術振興会科学研究費補助金(研究成果公開促進費)学術図書(課題番号185021)を受けての刊行。

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