概要
summary
表象的に世界を対象化することで世界と人間との生きた関連は大きく損なわれた。もともと自己がそこで生き死に行くべき場所であった世界は、本来対象化されることのできない場所なのだ。そこにおいて我々は行為する、行為を通して世界によって作られると共に世界を作るのである。世界は何よりも我々を行為に誘い促すことで自らを実現するのである。我々は世界に引き出され誘われながら世界の意味を実現するのである。
著者紹介
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装丁
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