概要
summary
『心』といえば、夏目漱石の同名の作品を誰もが思い浮かべるだろう。漱石の作品では、「先生」が友人のK君を自殺に追い込み、そのことを長い間に亘って苦悩したあげく、大学生の「私」に遺書を残して自らの命を絶つ。まるみせもあの作品では、民雄が一郎を追いやって、ゆあみの愛を勝ち取った後、一郎の真意を知って民雄は一郎との再会を夢みて旅に出る。心の複雑な動きに、著者の目が注がれている。
著者紹介
introduction
装丁
binding