社会福祉論

社会福祉論

保育士・栄養士・看護師が学ぶ社会福祉

監修|小宅理沙
編著|吉川知巳
定価2,750円(2,500円+税)
在庫:あり
仕様:B5判並製
ページ数:150
ISBN:978-4-434-22504-8
発行日:2016/10/15
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summary
   

本書は保育士や栄養士、看護師が社会福祉を学ぶ意味および資格取得後、社会福祉領域においてどのように活躍していけるのかを理解し、そのために必要となる専門的知識や技術、法律などについて習得していくことを目的として書かれたものである。専門職を目指す皆さん、国家資格取得を目指す皆さん、あるいはすでに専門家として活躍されている皆さんが、現場において単なるイメージではなく、きちんとした専門的な知識や技術を身につけられることを切望する。

contents
  • はじめに
序 章 社会福祉とは
第1章 私たちの生活と社会保障 -社会保障の体系と社会保険-
  • Ⅰ 社会保障とは
  • Ⅱ 社会保障の機能
  • Ⅲ 社会保障の体系
    1. 社会保険の種類
    2. 生活保護の種類
    3. 社会手当
    4. 社会福祉
  • Ⅳ 社会保障の財源
  • Ⅴ 社会保障の沿革
    1. イギリスの社会保障の沿革
    2. 社会福祉調査法
    3. ベヴァリッジ報告
    4. ドイツの社会保険制度の導入
    5. わが国の社会保障の沿革
  • Ⅵ 社会保障の課題
第2章 公的扶助 -最低限の生活保障-
  • Ⅰ 公的扶助の概要
  • Ⅱ わが国の公的扶助制度の歴史
  • Ⅲ 生活保護制度の仕組み
    1. 生活保護制度の目的・原理・原則
    2. 生活保護の種類と方法
    3. 被保護者の権利および義務
    4. 不服の申立て
    5. 生活保護制度の行政の役割
    6. 生活保護の実施
  • Ⅳ 低所得対策
第3章 「食」と「社会福祉」-栄養士が社会福祉を学ぶ目的とその意義-
  • Ⅰ 「生活する」とは
  • Ⅱ 生活するために必要なこと
  • Ⅲ 食の保障のために行われていること
  • Ⅳ 社会福祉施設における食の保障
    1. 保育所
    2. 乳児院
    3. 児童養護施設
    4. 障害児入所施設・障害者支援施設
  • Ⅴ 食の保障と生活の保障との関係
第4章 「子ども」の人権と「社会福祉 」-保育士が社会福祉を学ぶ目的とその意義-
  • Ⅰ 社会福祉の歴史から考える保育士
    1. 戦前の保育
    2. 戦後の社会福祉と保育
  • Ⅱ社会福祉を担う保育士の役割
    1. 保育士とは
    2. 家庭及び地域の支援
    3. ソーシャルワーク機能が求められる保育士
    4. 近年の保育士を取り巻く状況
  • Ⅲ 子どもの人権
    1. 子どもの人権とは
    2. 子どもの人権を擁護する法律・条例とは
  • Ⅳ 子どもの人権を擁護する保育士として望まれること
    1. 子どもの人権意識を高めるために
    2. 保育士自身の人権感覚・人権意識を高めるために
第5章 「健康」と「社会福祉 」-看護師が社会福祉を学ぶ目的とその意義-
  • Ⅰ 看護師が活躍する社会福祉領域における施設
    1. 児童福祉施設
    2. 老人福祉施設
    3. 障害者支援施設
  • Ⅱ 社会福祉施設等における看護師の役割
    1. 児童福祉施設等における看護師の仕事内容
    2. 老人福祉施設における看護師の仕事内容
    3. 障がい者のための施設における看護師の仕事内容
    4. 障がい児のための施設における看護師の仕事内容
  • Ⅲ 訪問看護
    1. 訪問看護における看護師の仕事内容(成人)
    2. 訪問看護における看護師の仕事内容(子ども)
第6章 児童家庭福祉 -子ども家庭福祉の体系と家庭支援-
  • Ⅰ 児童家庭福祉の体系
    1. 児童福祉の対象
    2. 子ども家庭福祉施策の体系
  • Ⅱ 子どもの権利保障と子ども観
    1. 子どもの権利条約ができるまで
    2. 子ども観
  • Ⅲ 子どもの最善の利益における家庭支援
    1. 子どもの最善の利益
    2. 子ども家庭支援
第7章 高齢者福祉 -高齢者の生活と介護-
  • Ⅰ 高齢化とその状況
    1. 急速に進む高齢化
    2. 高齢者の健康と不安
    3. 高齢者の生活
  • Ⅱ 高齢者介護の状況
    1. 要介護者数
    2. 認知症の介護
    3. 老老介護
    4. 介護を受けたい場所
    5. 介護福祉の対象者
    6. 介護福祉の視点
  • Ⅲ 在宅介護
第8章 障がい者福祉 -差別・偏見の是正を求めて-
  • Ⅰ 身体障害者福祉法から支援費制度までの変遷
    1. 身体障害者福祉法・知的障害者福祉法
    2. 施設設置推進とノーマライゼーション
    3. 国際障害者年とその影響
  • Ⅱ 支援費制度からの新たな展開
    1. 支援費制度
    2. 障害者自立支援法
    3. 障害者自立支援法の廃止
    4. 障害者総合支援法
    5. 障害者権利条約の批准と対応
    6. 障害者差別解消法
  • Ⅲ 拡大する障がい福祉時代の課題
第9章 社会福祉領域における専門機関
  • Ⅰ 国の社会福祉行政機関
    1. 厚生労働省
    2. 審議会等
  • Ⅱ 地方公共団体の社会福祉行政機関
    1. 福祉事務所
    2. 児童相談所
    3. 身体障害者更生相談所
    4. 知的障害者更生相談所
  • Ⅲ その他の社会福祉機関
    1. 社会福祉協議会
    2. 社会福祉法人
  • Ⅳ 社会福祉領域機関における今後の課題
第10章 社会福祉領域における専門職
  • Ⅰ 社会福祉事業従事者の概況
    1. 社会福祉施設職員
    2. 社会福祉行政の専門機関職員
    3. 社会福祉協議会の職員
  • Ⅱ 社会福祉専門職の国家資格
    1. 社会福祉士
    2. 介護福祉士
    3. 精神保健福祉士
  • Ⅲ 社会福祉領域における専門職に求められるもの
    1. 専門職に求められる倫理
    2. 専門職に求められる繋いでいく力  ~ネットワーク作り~
第11章 クライエントの人権と支援者の自己覚知
  • Ⅰ エンパワメント
    1. エンパワメントの原理
    2. エンパワメント・アプローチの方法
  • Ⅱ 自己覚知
    1. 自己覚知の必要性
    2. 逆転移の防止
    3. 防衛機制からの発言を防ぐ
  • Ⅲ セルフエスティーム
  • Ⅳ 燃え尽きないために
  • ◆児童福祉法の一部を改正する法律:新旧対照表
  • ◆編著者紹介
introduction
小宅理沙(こやけ りさ)

東大阪大学短期大学部。

吉川知巳(よしかわ ともみ)

東大阪大学。

※発行時の奥付より
introduction
※発行時の奥付より
binding
保育士・看護師・介護福祉士が学ぶ社会福祉

保育士・看護師・介護福祉士が学ぶ社会福祉

  • 監修|小宅理沙
  • 編著|中典子 今井慶宗