気ままに警備保障論
定価1,650円(1,500円+税)
在庫:なし
仕様:四六判並製
ページ数:195
ISBN:978-4-434-21275-8
発行日:2015/11/08
概要
summary
「子どもの安全」「雑踏警備の誕生」「警備業と防犯」などのシリーズに加え、2020年の東京オリンピック警備体制、アイドル握手会の安全対策、プロ野球優勝パレードなどの問題点を斬る…警備業界専門紙『警備新報』の人気連載を第1回から第40回まで収録。10年間の警備員経験をもつ犯罪社会学者が放つ異色のコラム集。
目次
contents
- まえがき
- 第1回 警備業が先か、警察が先か
- 第2回 警察のモデルになった警備業
- 第3回 ウラからみた警備業
- 第4回 駐在さん、守衛さん、そしてGHQ
- 第5回 高度経済成長期に何が起こったか
- 第6回 なぜ、警備業は「生活安全産業」なのか
- 第7回 イエとしての家族と企業……警備業と制度①
- 第8回 ムラとしての村落共同体……警備業と制度②
- 第9回 イエとムラの代替機能……警備業と制度③
- 第10回 村八分といじめ……山口放火殺人事件
- 第11回 警備業はNPOより劣る?……警備業と制度④
- 第12回 「警備契約」にこだわらない視点……警備業と制度⑤
- 第13回 警備業の影響力……警備業と制度⑥
- 第14回 警備強化の功罪……東京オリンピック二〇二〇の懸念①
- 第15回 警備員の雇用問題……東京オリンピック二〇二〇の懸念②
- 第16回 ゴール地点の怒号と悲鳴……楽天イーグルス優勝パレード
- 第17回 「無責任」と「責任転嫁」……雑踏警備の誕生①
- 第18回 皇宮警察本部長が引責するまで……雑踏警備の誕生②
- 第19回 死の餅まき……雑踏警備の誕生③
- 第20回 人口の約4倍が集まる初詣……雑踏警備の誕生④
- 第21回 社会問題の構築……雑踏警備の誕生⑤
- 第22回 ハインリッヒの法則とクレイム……事故の「本質」と「構築」
- 第23回 「苦情の解決」を考える……警備業法第20条の脅威
- 第24回 なぜ「アクリル板」なのか……AKB48襲撃事件の警鐘
- 第25回 「社会的弱者を守る」ということ
- 第26回 学校警備の不可解……子どもの安全①
- 第27回 協治モデルは妥当か……子どもの安全②
- 第28回 「通学路の安全」への疑問……子どもの安全③
- 第29回 報道の増加と警備業への注目……子どもの安全④
- 第30回 なぜ、子どもにお金をかけるのか……子どもの安全⑤
- 第31回 意外と見つからない防犯理論……警備業と防犯①
- 第32回 さりげなく「犯罪に強い三要素」……警備業と防犯②
- 第33回 設計で犯罪を防げるか……警備業と防犯③
- 第34回 犯罪者にとっての利益とリスク……警備業と防犯④
- 第35回 犯罪のない「状況」を作る……警備業と防犯⑤
- 第36回 防犯の秘訣は「日常」にあり……警備業と防犯⑥
- 第37回 「小さな無秩序」に注目せよ……警備業と防犯⑦
- 第38回 「ヤバい」治安政策……警備業と防犯⑧
- 第39回 警備業が街を滅ぼす?……警備業と防犯⑨
- 第40回 そこに「絆」があるか……警備業と防犯⑩
著者紹介
introduction
装丁
binding