気ままに警備保障論2

気ままに警備保障論2

著|田中智仁
定価1,650円(1,500円+税)
在庫:あり
仕様:四六判並製
ページ数:197
ISBN:978-4-434-24764-4
発行日:2018/06/23
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summary
   

ハロウィンが盛り上がるのはワケがある? 箱根駅伝が恐ろしい? 東京オリンピックは今も昔も「無計画」? 東京ヤクルトスワローズに似た警備会社?…警備業界専門紙『警備新報』の人気連載を第41回から第80回まで収録。10年間の警備員経験をもつ犯罪社会学者が放つ、警備保障を楽しく学べる学術コラム集の第2弾。

contents
  • まえがき
  • 第41回 警備の目的は何ですか?……行為の四類型
  • 第42回 優秀な警備員に潜むリスク……感情労働
  • 第43回 警備員という難儀……役割葛藤
  • 第44回 警備員が輝くとき……ハレとケ
  • 第45回 危険予知活動のメカニズム……予言の自己成就
  • 第46回 見栄を張るための警備員?……誇示的消費
  • 第47回 寺社が炎上するとき……文化財保護の課題
  • 第48回 警備員のチームワーク……非公式組織
  • 第49回 警備業のイメージ戦略……3Bの法則
  • 第50回 「警備保障業」は存在するか……警備業と言葉
  • 第51回 安全は食欲に勝る?……欲求階層説①
  • 第52回 欲求に向き合う警備業……欲求階層説②
  • 第53回 何もできない警備員……ダブル・バインド
  • 第54回 警備員の「やりがい」……認知的不協和
  • 第55回 被災者は「わがまま」なのか……相対的剥奪①
  • 第56回 誰がアイドルを守るのか……小規模ライブイベントの課題①
  • 第57回 クレーズとパニック……小規模ライブイベントの課題②
  • 第58回 昇進すると満足率が下がる?……相対的剥奪②
  • 第59回 警備員 VS 人工知能……用不用説
  • 第60回 わからない「効果」、ありえない「確実」
  • 第61回 警備よりも福祉を……相模原障がい者大量殺傷事件
  • 第62回 なぜハロウィーンで盛り上がるのか……集合的沸騰
  • 第63回 本当は恐ろしい自主防犯活動……フリーズ銃殺事件
  • 第64回 本当は恐ろしい箱根駅伝……第九三回大会のヒヤリ
  • 第65回 本当は恐ろしい初詣……初詣ベビーカー論争
  • 第66回 本当は新しい初詣……「死の餅まき」再び
  • 第67回 正月の警備員不足を乗り越えるために
  • 第68回 東京オリンピックの「驚いた無計画ぶり」
  • 第69回 液体と暴徒……ゴールデンウィーク二〇一七事件簿①
  • 第70回 人種差別に立ち向かう……ゴールデンウィーク二〇一七事件簿②
  • 第71回 警備員と心霊現象……心理的瑕疵
  • 第72回 やはり「アクリル板」?……欅坂46握手会事件①
  • 第73回 「小さな会場」の真意……欅坂46握手会事件②
  • 第74回 「身を挺して守る」の意味……集団本位的自殺
  • 第75回 ともだち五四万人できるかな……想像の共同体
  • 第76回 電子タグ装着による大転換……監視性から抵抗性へ
  • 第77回 東京ヤクルトスワローズの「死闘」……怪我と戦力
  • 第78回 「家族のような雰囲気」の罠……甘えの構造
  • 第79回 警備業の消えゆく跡形……博物館設立の提言
  • 第80回 見直される「ローテク」……警備業の本懐
introduction
田中智仁(たなか ともひと)

仙台大学体育学部准教授。博士(社会学)。専門社会調査士。認定心理士。専門は犯罪社会学、警備保障論。2009年、白山社会学会賞受賞。2010年、特定非営利活動法人日本防犯装備協会特別功労賞受賞。著書「警備業の社会学」で2010年に日本社会病理学会出版奨励賞と日本犯罪社会学会奨励賞を受賞。

【主な著書】

※発行時の奥付より
binding
気ままに警備保障論

気ままに警備保障論

  • 著|田中智仁
気ままに警備保障論3

気ままに警備保障論3

  • 著|田中智仁
気ままに警備保障論4

気ままに警備保障論4

  • 著|田中智仁