気ままに警備保障論3

気ままに警備保障論3

著|田中智仁
定価1,650円(1,500円+税)
在庫:あり
仕様:四六判並製
ページ数:204
ISBN:978-4-434-29232-3
発行日:2021/08/27
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summary
   

COVID-19は予言されていた?バンクシーと警備業が共存共栄?夢の超特急が「迷惑」になる?ホームセキュリティの需要は田舎にある?警備業界専門紙『警備新報』の人気連載を第81回から第120回まで収録。10年間の警備員経験をもつ犯罪社会学者が放つ、警備保障を楽しく学べる学術コラム集の第3弾。

contents
  • まえがき
  • 第81回 暗澹たる警備保障論……遺体への慣れ
  • 第82回 宿泊施設の警戒線……境界の文化的差異
  • 第83回 「見られないもの」に興味津々……カリギュラ効果
  • 第84回 官製行事としての成人式……対抗文化①
  • 第85回 成人式で暴れる人/暴れない人……対抗文化②
  • 第86回 警備業界は互助できるか……「はれのひ」の教訓
  • 第87回 「施設管理権」は通用するか……禁止の法的根拠①
  • 第88回 「迷惑」の便利と理不尽……禁止の法的根拠②
  • 第89回 わずか一〇分……羽生結弦選手パレード二〇一八
  • 第90回 警備員が向き合う「迷惑」……受益圏と受苦圏①
  • 第91回 なぜ熱中症対策が進まないのか……驚きの調査結果
  • 第92回 夢の超特急が「迷惑」になるとき……受益圏と受苦圏②
  • 第93回 あいさつが苦情を減らす?……心理的距離
  • 第94回 あいさつが「迷惑」になる?……パーソナル・スペース
  • 第95回 「迷惑」から「好意」へ……単純接触効果
  • 第96回 「かわいい」と「獣害」は紙一重……動物愛護の難しさ
  • 第97回 見落とされた「住民」……伊丹空港の今昔
  • 第98回 なぜ、誰も助けなかったのか……傍観者効果
  • 第99回 たかが訓練、されど訓練……援助行動までの五段階
  • 第100回 一〇〇年後に残る仕事を目指して
  • 第101回 バイオテロとパンデミックの対策は万全か?
  • 第102回 ペスト vs 警備……プロヴァンスの防疫線
  • 第103回 いつから「日勤」? いつまで「夜勤」?……時間意識
  • 第104回 「外出率」と警備の需要……時間地理学
  • 第105回 日本人は時間にルーズ?……警備と時計
  • 第106回 「速さ」が移動時間を増やす?……時空間の秩序
  • 第107回 バンクシー vs 警備業……犯罪と芸術の境界
  • 第108回 警備員の「えっ?まだ一〇分!?」……時間感覚①
  • 第109回 「登下校時の警備強化」は妥当か?……川崎大量殺傷事件
  • 第110回 警備室は狭い方がいい?……時間感覚②
  • 第111回 警備業務を楽しむ条件……フロー状態
  • 第112回 なぜ誘導灯は赤なのか……トーナス変化
  • 第113回 安全の秘訣は「点滅」にあり……視認性の感覚量
  • 第114回 誘導灯九割、警笛一割……有効視野
  • 第115回 二輪車は「自己中」なのか?……眼球運動
  • 第116回 若手警備員の運転技術……初心者段階説
  • 第117回 「田中先生は予言者」ではない……新型コロナウイルス問題
  • 第118回 訪日外国人による交通事故……道路通行の地域性
  • 第119回 目視の難しさ……錯覚と危険性
  • 第120回 目視を巧みに利用する……錯覚と安全性
introduction
田中智仁(たなか ともひと)

仙台大学体育学部准教授。博士(社会学)。専門社会調査士。認定心理士。専門は犯罪社会学、警備保障論。2009年、白山社会学会賞受賞。2010年、特定非営利活動法人日本防犯装備協会特別功労賞受賞。著書「警備業の社会学」で2010年に日本社会病理学会出版奨励賞と日本犯罪社会学会奨励賞を受賞。

【主な著書】

※発行時の奥付より
binding
気ままに警備保障論

気ままに警備保障論

  • 著|田中智仁
気ままに警備保障論2

気ままに警備保障論2

  • 著|田中智仁
気ままに警備保障論4

気ままに警備保障論4

  • 著|田中智仁