概要
summary
コロナ禍により「GIGAスクール構想」が前倒しで進められ、BYODをはじめとする新たな学び方が一斉に導入された。学校教育の形態が大きく様変わりしたことに加え、教師自身も社会変容に呼応できる力が必要となっている。これから教職を目指す学生たちは、デジタルネイティブ世代といわれる一方、その知識や技能には偏りがあり、時代の変化に適切に対応できているとはいえず、教師として体系的に児童・生徒に指導するためにはさらに幅広いスキルが求められている。本書は、従来の教員向けのICT操作の手引きや解説書とは異なり、教職履修学生専用のテキストであり学校現場において必要とされる教育情報リテラシーの養成に目的を絞った内容となっている。速いスピードで変化する教育施策や機器環境に応じて改訂され、2023年春、パートⅢを発刊することとなった。大学の授業用テキストとしてだけでなく、教師になったあとも手元に置いてもらいたい一冊となっている。
目次
contents
学生のための情報教育リテラシー
このテキストについて
レッスン1 GIGAスクール構想時代の新しい学び
レッスン2 ICT環境の整備とICT活用のいろいろ
- コラム① 児童と教師を繋ぐインタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)―帝京大学小学校における電子黒板の活用実践―
レッスン3 メールの使い方に習熟しよう
レッスン4 Wordの活用基礎編
レッスン5 Wordの活用応用編
- スタディルーム1 「表の作成」
- スタディルーム2 「図・画像ファイルの取り入れ」
- スタディルーム3 「パソコン画面を撮影(コピー)する方法」
- コラム② 小学校体育科におけるICTの利活用
レッスン6 Excelの基礎編(校務中心)
レッスン7 Excelの活用応用編
レッスン8 Word・Excelまとめ
- コラム③ 中学校でのSNSの疑似体験を通した情報モラル教育
レッスン9 学びのための情報検索
レッスン10 ネット社会とモラル
- コラム④ 高等学校での情報科教育法
レッスン11 PowerPointの基礎編 張り紙・ポスターの作成
レッスン12 PowerPointの応用編 授業説明スライドの作成とプレゼンテーション
レッスン13 PowerPointを使ったプレゼンテーションの実践
レッスン14 ICTを利用した模擬授業を考えてみよう
レッスン15 教育上困難を有する児童生徒へのICT
- コラム⑤ 日常的な支援機器としての実践例
おわりに
著者紹介
introduction
装丁
binding