概要
summary
鳥取県の山中に戸籍も住民票も無視して陸の孤島を形成して居住する芸術家一族。当主の消失事件を捜査に盲目の私立探偵と共に来館した刑事は、自らが恐るべき行為を犯している事実を知らずに事件解決を奔走する。やがて、連続して起こる殺人事件の中で現実と非現実は反転に継ぐ反転を重ね、刑事は次第に迷宮の奥へ入り込んでいく―。14歳で自死した若き哲学徒が遺した推理小説の形態を借りた思考実験的幻想哲学小説。
著者紹介
introduction
装丁
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