概要
summary
2003年8月に14歳で自死した著者の第3遺稿集。「現実の神話化」を目指して、「形式主義」という反文学空間の創造を試みた散文詩よりの自選集としての『形式主義文学大全』。及び、東欧の仮想国家に生きる、歴史の「解釈学」者を以て任じるラーレンという青年の正統伝説と権威への挑戦を描いた小説『ラーレン・ガダマー』の二作品を収める。哲学に志した著者が文学に渾身の力を振り絞って綴った現存世界への根源的な挑戦の書である。
著者紹介
introduction
装丁
binding